2018年12月19日

位牌(いはい)

「位牌・いはい」は、仏教葬儀において死者の霊を祀るための木製の「牌」=「零牌」といいます

元来は、「儒教・じゅきょう」で使われた「木主・もくしゅ」や民族信仰の「霊代・たましろ」から生まれたものといわれおり、死者の霊が宿る「依代・よりしろ」とされていました

表には「戒名(法名・法号)」が書かれ、裏には「俗名(生前名・本名)」と「死亡時年齢(享年・通常は数え年)」、「死亡年月日」が書かれています

一般に、四十九日までは、「白木の位牌」=「内位牌」=「仮位牌」を用います
四十九日までは、「仏壇」ではなく、「中陰壇」(後飾り祭壇)に置かれています

忌明けと共に、「白木の位牌」=「内位牌」=「仮位牌」は、寺に納めるようです
忌明けと共に、「野位牌」(別の白木の位牌)は、埋葬地に置かれていた後に墓に埋めたり焼いたりするようです
忌明け以降は、「塗り位牌・ぬりいはい」を仏壇に納めます

仏壇の中の位牌は、「繰り出し位牌・くりだしいはい(集合型の位牌)」で、先祖や故人の戒名などを記した板を「祥月命日・しょうつきめいにち」の順に並べて「一基の位牌」としたものです

他には、故人一人に「一基の位牌」を作る「札位牌・ふだいはい」があるそうです

「札位牌」や「繰り出し位牌」は、三十三回忌あるいは五十回忌をもって「弔い上げ・とむらいあげ」として、その後は先祖代々の位牌に合祀されるようです

生前に「戒名(法名・法号)」をもらい、位牌や墓石に朱書きしておくことを「逆修・ぎゃくしゅ」あるいは「預修・よしゅ」といいます
故人の位牌は「順修牌・じゅんしゅはい」といいますが、朱書きした位牌は「逆修牌・ぎゃくしゅはい」あるいは「寿牌・じゅはい」というようです

碑文谷創 著 「葬儀概論」から引用  by yasuma

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